子供が、自分の思い通りにならないと叩いたり蹴ったりしてきて、ここ2、3週間ほどそれが酷くて少し悩んでました。
これといった原因は思い当たらず、だから余計に怖い声や言い方でしつこく怒ってしまって、怒ったあとで「大きい声で怒ってごめんね」と子供に謝ったり。
もう何がなんやら、どうすればいいやら。
子供自身も、自分の感情がコントロールできなくて手が出てしまって、それで毎日何回も怒られるからますます情緒が不安定になって、と思いきや昼間怒ってたママが夜にはしんみり謝ってきたりするもんだから、混乱してる様子でした。
このままではいかんぞと思い、私の子育てのバイブル、佐々木正美さんの本を本棚から久しぶりに取り出してパラパラと読みました。
佐々木正美さんはたくさん本を出していますが、どの本でも
・子供の望みはいくらでも叶えてあげて、いくらでも甘やかしていい。
・まず大人が子供の望みを聞いてあげること。そうすれば子供は大人のお願いも聞いてくれる。
と言っていて、私もこれを意識してきました。
どこかで書いたかもしれないけど、実際、子供は、うるさいパパより自分のやりたいようにやらせてくれるママ(私)の言う事の方がよく聞きます。旦那は、ちゃんと子供をしつけようとしてる結果、自分だけが子供に反抗されてると思ってて、それが不満そうですが、それは君があれだめこれだめとうるさいからですよ、といつも心の中で思っております。
そんなわけで、子供の望み(スリッパでお出かけしたい、とか、プラレールに手型スタンプを押したい、とか、大したことじゃないけど面倒くさいこと)を出来るだけ叶えてきた結果、子供はほんとに親が困るようなことは言えばやめてくれる子だったのですが、ここにきていくら言っても叩く蹴るをやめてくれないのです。
佐々木先生の本には、子供を叱ってばかりという親への言葉も載っています。ここについて、佐々木先生は一貫して「子供は叱らない。優しく諭して、できるようになるまで何度でも言う」「まず変わるべきは大人の方」ということを言っています。そして、「血のにじむような努力をして、まず一週間、子供を叱らずに過ごしてみた」という父親の話を紹介しています。
子供に変わってほしかったら、まず、大人が変わる努力をすること。
本に出てきた父親のように、まずは私が、子供を叱らないように、ぶったり蹴ったりした時は「痛いからやめて」「悲しいな。やめてほしいな」とだけ伝えてあとはぐちぐちごりごり子供を責め立てないように頑張ります。
それから、子供の笑顔を見ることだけ考えて、子供の喜ぶことをたくさんしようと思います。