昨日、会社の男の先輩2人が(既婚、子供2人、持ち家、転勤なし地域総合職に最近職種変更、管理職になる気はない、私の一つ上)、最近子供が生まれた後輩に「いいねー。俺らなんて、もう子供作るのも家買うのも終わって、これからの人生何しようかなって感じだよ。もう人生でやること終わっちゃったからさ。あとは定年まで働くだけだよ」的なことを言っていていて心底驚きました。
なんというか、いかにも男の人らしい考え方だな、しかもホモソな古めかしい考え方だな、と思いまして、令和の時代に私と同年代のしかも同じ会社にそんな人がいることに驚きました。
その先輩2人は別に普段は特段そんな印象じゃないんだけど。雑談の話題がお金とか学歴とかのことが多いので、根本にそういう思想というか考えが染み付いてるんだろうな、と昨日の話で納得しました。
そういう考えっていうのはあれです。「何を持っているか」がステイタスで、それをお互い見せあって競争しあうホモソ的なあれです。
女だってマウント取るじゃんっていう人いると思いますが、そういう人は男性学とかフェミニズムとかジェンダーとか、そういう本少し読んでみてください。
昨日の発言の何が衝撃的だったかって、小さい時から身につけたそういう考えが、人生についての考え方、見方までこんな風に矮小化しちゃうんだってことですね。
だって2人が持ってて私が持ってないのって家くらいですが(子供の年齢だって大して変わらない)家を買ったとしても(買わないけど)そんな風には思わないだろうし、そんな考え方思いつきもしないと思います。
妻とか子供とか家とか、コレクションみたいに手に入れていくのが人生だなんて、本当にびっくり。でも(自覚がない人も含めて)そんな風に考えてる男の人は多いんだろうな。そこには妻とか子供とかを自分の所有物、支配物と考える思想も透けて見えていてなんだかな、です。
翻って私の旦那ですが、彼は私が見る限りそういうホモソ的な思想が薄めのように見えるので、そんなところも好きです。その話はまた別の機会でしたいと思います。