machicox’s blog

平穏無事に暮らしたい

幸せってなんだろう

先週は仕事が修羅場でした。

疲れた!

 

いつも仕事では、色々段取りして、〆切に追われないようにしてるのですが、8月は想定外が重なって何一つ段取り通りに進みませんでした。余裕を持ったスケジュール管理してるはずでしたが、そんなもの吹き飛ぶくらい色々ありました。

疲れた!

 

水曜日は、もうどうにもこうにもならなくて、その日在宅勤務だった旦那に全てを任せて21時半過ぎまで残業してました。

 

弊社は残業しまくる文化がないので、20時過ぎるとほとんどの人が帰ってフロアが閑散としてきます。その日も、20時には大体の人は帰って、残っている数人も仕事は終わって世間話してる感じでした。

 

残ってたのは、私より3~5個下の、独身の後輩の女の子達でした。みんな、広報とか採用とか、いわゆる花形部署にいる子達です。

 

花形部署って、羨ましがられますが、ほぼ100%大変なんですよね。仕事量が多くて大変ってのもあるし、社内外両方から注目されてる分、いろんなとこから色々言われて窮屈だし。

 

そんな訳で、後輩たちも仕事が大変で辛いみたいで、「幸せってなんだろう?って考えちゃう」とか「倉庫でピッキングしたい」(←弊社特有の事情ですが、若い子達がこんな風に疲弊してる一方で、地味で簡単な仕事してるのに若手より多くの給料もらってるおじさんがたくさんいます。)とか言ってました。

 

私はそんな会話が繰り広げられてる横で

若いな 可愛いな

昔の自分を見てるみたいだな

なんて思いながら一心不乱に仕事してました。

 

後輩たちと同じ年頃のころ、私も同じように、せっせと働いてたのを思い出しました。サービス残業もたくさんして、深夜2時に泣きながらパソコン叩いてたこともあります。

 

それは丁度、結婚~妊娠までの3年間の間でした。出産して復職してからは、そんな働き方はできなくなりました。

 

なので、たくさん働いて、おじさん達が帰ったあとにみんなでだらだら話してる感じが、とても懐かしかったんです。

 

今思うと、「あんなに一生懸命働かなくてよかったな」と思うんですけどね。とりあえず、その頃の私にも後輩たちにも、「サービス残業はやめておきなよ」と声をかけたい気持ちでいました。

 

自分の会社が大好きで会社のために頑張りたい、とか、たくさん稼ぎたい、とか、成功したい、とか、高い志や高尚な気持ちを持ってない限り、サラリーマンにとっては仕事ってどこまでいっても「生活のためのもの」なんですよね。

 

そこでどれだけ頑張ろうが、評価を得ようが、仲間(らしきもの)ができようが、仕事って、「自分の人生の時間を切り売りしてお金に変えてる」ものなんだな、と思います。私にとっては。

 

子供ができてからは、自分の仕事の状況が家族に与える影響がほんとに大きいので(私個人の問題ですが、仕事が忙しくなると、家庭にもどうしたって負のオーラを持ち込んじゃいます。子供が生まれる前みたいに、仕事のストレスを発散できる時間もないので。。。)ほんとに「私は家族とのかけがえのない時間を切り売りしてお金をもらってるんだな」と感じるようになりました。

 

なので、お金ももらえないのに仕事をするなんてあり得ない、と今は強く思ってます。自分の仕事は責任持ってやりとげますが、深夜に持ち帰り仕事とかは絶対にしません。

 

子供が生まれる前は、そんなこと思ってもなかったんですけど、お金ももらえないのに一生懸命働くんじゃなくて、旦那さんと2人の時間をもっと楽しめばよかったなと今は思います。

 

結婚して、子供が生まれて、よかったなと思うことは、こんな風に自分の人生で一番大切なものがはっきりしたことです。

 

私が一番大切なものは「自分含めた家族の健康と笑顔」。それ以外は、そのためにあるもの。そんな風にシンプルに考えられるので、色んなことがよくも悪くもどうでもよくなって、生きるのが楽になりました。

 

結婚や出産を、自分の人生を縛るものとして考える人もいます。それは確かにそうなんですが、私は家族や子供という足枷があった方がいいなと思います。自分のためだけに自由に生きるって、そんなに楽しいことでしょうか。どこに行けばいいのか、何をすればいいのか、答えがはっきりしないので、迷ってしまうんじゃないでしょうか。

 

家族のために自分を犠牲にしてるわけでも自分を殺してるわけでもないけど、家族がいることで、自分の人生の輪郭がはっきりして迷うこともなくなってきた気がします。

 

幸せってなんだろう、と呟いてる後輩たちを見ながら、そんな事を考えてました。